【海外動画レッスン】安定したストロークを打つためのラケットの振り方
ストロークが上手くいかないとき、どこを意識して直しますか?
体の使い方やフットワーク、体重移動などストロークを改善するための方法はたくさんありますが、ショットの質に直接関係するのは「ラケットの動き」です。
ボールを実際に打つのはラケットです、ラケットを正しく振らなければいくら体の使い方が上手くても安定したショットにはなりません。
今回のレッスンでは、安定したストロークを打つためのラケットの振り方を解説します。
ポイントとなるのは、ラケットヘッドを落とすことです。トップスピンをかけて、安定したショットを打つためには大切な技術になります。どのタイミングでラケットヘッドが落ちているかチェックしてみてくださいね。
フォアハンドにもバックハンドにも使えますので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
それでは、やり方を解説していきます。
今回の解説動画:Tennis Topspin Secret – Racket Drop & Release
Contents
フォアハンド
まずはフォアハンド。
ポイント① 体をひねる
足を斜め45度に開いたオープンスタンスで構えます、現代的なスタンスです。腰と肩を一緒にターンしてラケットを引きます。
この段階では、ラケットを斜めに傾けて立てます。
▼このとき、ラケットは傾けて立てましょう。
ポイント② 手首をリラックスさせる
構えの姿勢を作ってラケットを振り始めるとき、手首はリラックスした状態にしましょう。
▼手首を柔らかく使う
ラケットの重さによって腕が下がります。
このときラケットをテーブルの上に置くようなイメージでラケットを下ろします。
▼右後ろにあるテーブルにラケットを置くようなイメージ
左手は体の前に残してください。左手を後ろまで引いてしまうと反応が遅くなり、速いボールに対応できません。
▼左手を後ろまで引くと、反応が遅くなる。
体をターンするまでは、ラケットヘッドを落とさないでください。このときラケットはまだ地面と平行です。
▼ラケットを地面と平行にする。
ポイント③ ラケットヘッドを落とす
スイングを始めると同時にラケットヘッドが下を向いて遅れて出てきます。
これが今回の大切なポイントです。手首はリラックスしているので、ラケットの重さで自然にこのような動きになります。
▼ラケットヘッドが遅れて出てくる。
▼ラケットヘッドがグリップよりも低くなります。
そのままラケットを振れば、手首がリラックスしているので、ラケットヘッドが上に出てきます。
▼ボールを打った後はラケットヘッドが上がる。
(1)体をひねり、ラケットを引いて斜めに立てる。
↓
(2)手首をリラックスして、ラケットを地面と平行に倒す。
↓
(3)スイングを始めると、ラケットヘッドが下を向く。
↓
(4)スイング後はラケットが上を向く。
この流れを球出し練習で何度も繰り返して、体に覚えさせましょう。
フェデラーのストロークは手首がとてもリラックスしています。前から見るとラケットヘッドが下から上へ持ち上がるのが分かります。
▼参考動画:フェデラーの手首を柔らかく使ったフォアハンド
バックハンド
バックハンドでもこれと全く同じテクニックが使えます。
両手バックハンド
▼体をひねり、ラケットを引く。
▼ラケットヘッドを落とす。
片手バックハンド
片手バックハンドでも同じです。
まとめ
(1)体をひねり、ラケットを引いて斜めに立てる。
(2)手首をリラックスして、ラケットを地面と平行に倒す。
(3)スイングを始めると、ラケットヘッドが下を向いて遅れて出てくる。
(4)スイング後はラケットが上を向く。
このラケットの動きを使えば、無理なく安定したスピンのかかったストロークが打てます。フォアハンド、両手バックハンド、片手バックドのどれにでも同じテクニックが使えます。
練習でこの動きを何度も何度も繰り返して、自然にスイングができるようになりましょう。