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【レッスン動画】フォアハンドを劇的に改善する7つのステップ!(USPTA)

 2016/12/29 フォアハンド 海外テニス動画レッスン
この記事は約 12 分で読めます。 126,861 Views

得意なショットは何?と聞かれると、フォアハンド!と答える人が多いと思います。

フォアハンドは利き手側で打つショットなので、パワーを出しやすく、自由が利くショットです。武器にすると、ラリーを制することができます。

しかし、フォアハンドについて悩みがある人も多いのではないでしょうか?

・パワーはあるが、すぐにミスしてしまう
・スピンがかからない
・ボールにスピードが乗らない
・重いボールが打てない
・ふかしてしまう
・フレームショットになる

など、なかなかうまく打てないことがありますよね。

フォアハンドを改善するには、正しい打ち方をきちんと理解することが大切です。
僕は昔、自己流の打ち方をしていましたが…,

そこで今回は、USPTA(全米テニス協会)のコーチ、リック・メイシーが、フォアハンドの正しい打ち方を7つのステップに分けて解説します!

参考動画:Improved Forehand Technique with Rick Macci

https://youtu.be/5MHugAF2DiQ

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▼7ステップ
1.準備
2.テイクバック時の前腕の角度
3.ひじを伸ばす
4.タップ・ザ・ドッグ(犬をなでる)
5.フリップ
6.フォーワードスイング
7.フィニッシュ

この7ステップをマスターして、フェデラーのようなフォアハンドを手に入れましょう!

動画で紹介されるのは、プロ選手たちの研究に基づいて考案された最新のテクニックです。現代のテニスではより速いボールを打ち合います、なので速いラリーに適応したスイングが必要になるのです。

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キーワードは、”REDUCING THE RANGE OF MOTION” (動きの幅を減らす)要するに、無駄な動きを減らせということです。最小限の動きで、大きなパワーを出すことがこの動画のテーマです。

ステップ①準備(3:03〜)

リックコーチがこの選手と一緒に、ラケットの引き方を解説していきます。

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コーチ
きみのフォアハンドの問題は何だと思う?
生徒
バックスイングが大きすぎることです。
コーチ
ビンゴ!それじゃあどんな風に打っているか見てみよう。ひじラケットの位置を見ていくよ。

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「自然なストローク動作を学んでもらえば、効率よくボールを打てるようになり、ラケットスピードも早くなります。」

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【2:29~2:55】
(選手がどんな風に打ってるか見てみましょう。)

コーチ
いいね。フットワークがいいよ。あと少し!悪くないよ!

体のターンの仕方がよかったよ。肩を回して、ラケットをさっと引いてたね。

では、ラケットの引き方から1つずつ見ていきます。

ラケットの引き方(ひじが体から近すぎないように注意)

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▼フェデラーのフォアハンドの場合

【ラケットの引き方のポイント①】ラケットヘッドは上に向く
7

【ラケットの引き方のポイント②】ひじを持ち上げて体から離す
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▼今回の生徒さんの課題点と対策

課題点:ひじが体に近すぎて、スイングがうまくできていない。

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コーチ
ラケットをしっかり立てていますが、ひじが体に近すぎます。なのでスイングするときにラケットが正しい位置に来ていないんです。

対策方法:テークバックの時にひじを上げ、ひじを体から離す。

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コーチ
ひじを持ち上げたテークバックにすると、ひじを体から離すことができます。

▼その他のポイント:左手のひじも重要

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コーチ
フェデラーの写真のように、右ひじだけでなく、左ひじも持ち上げて、体から離すようにしましょう。

ステップ②テイクバック時の前腕の角度(4:04~)

コーチ
次は右腕の角度についてです。テークバックする時に、右腕は地面に平行、ひじは後ろに向けます

ポイント①前腕が地面と平行になっている

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ポイント②ひじは後ろに向いている

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コーチ
腕を地面と平行にして、ひじを後ろに向けると、正しいテイクバックの形になります。

ステップ③肘を伸ばす(4:45~)

ここまでのステップで、正しいテイクバックができました。次は、スイングの時に右ひじを伸ばす方法です。

コーチ
肘を上げる→肘を伸ばす  

それだけです!。

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肘を伸ばすとバックスイングが完了します。

コーチ
普通の人は、スイングの時にひじを後ろに残してしまうので、効率がよくありません。
ひじを無理に引っ張るのではありません、自然に伸ばすのです。

この動画の9秒あたりからひじが伸び始めています。

ステップ④タップ・ザ・ドッグ(5:51~)

▼タップ・ザ・ドッグとは?
肘を伸ばしたあと、ラケットの面を下に向けます。これがタップ・ザ・ドッグです。

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ラケットを手よりも右上に持ってきます。

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コーチ
自分の後ろにいる犬をラケットでなでるようなイメージです。肘を伸ばした後、ラケットの面を下に向けます。

この動画の10秒あたりでタップ・ザ・ドッグの動きが確認できます。

ステップ⑤フリップ(6:59~)

▼フリップとは?
足と腰を回転させてスイングを始めると、ラケットが自然に下を向き、そのあと後ろに出ます。これがフリップと呼ばれる動きです。

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▼これがフリップの形です。まずラケットヘッドが下を向き、その直後にラケットが後ろに出ます。手首の形に注目しましょう。

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▼タップ・ザ・ドッグの時は、ラケットヘッドは上を向きまだ手首より外側にあります。振り始めると自然とフリップが起こり、ラケットヘッドは下がり、内側に入ります。

(↓タップ・ザ・ドッグ)16

(↓振り始めと同時にフリップ)19

20フリップすると、ラケットの底がボールの方を向きます。フリップをすることによってラケットが加速します。

ここまでのスイングの流れをまとめると、

◎ここまでのスイングの流れのまとめ

テイクバック → 右ひじを伸ばす → タップ・ザ・ドッグ → フリップ

です。この一連の流れによって、ラケットスピードが加速し、パワーのある重いボールが打てます。

ステップ⑥フォーワードスイング(12:16~)

次はラケットを前方向に振るためのテクニックです。

▼まずは、リック・メイシーが選手の動きを確認します。ここまで習ったことができています。

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ここまでの動きが正しくできていれば、フリップの後、右ひじは体の右側にずっとあります。それにより右肩を使うことができ、ラケットが直線的に動きます。

▼ラケットを直線的に振ると、肩を使ってラケットを持ち上げることができるので、スピンがかけやすくなります。

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▼注意点
もしひじが後ろにあったり体に近すぎると、ラケットは円を描くように動きます。これでは間違った動きで重いボールは打てません。

コーチ
正しいスイングではラケットが体の右側に直線を描き、間違ったスイングではラケットが体の周りにを描くように動きます。

間違えたスイングをすると、ラケットは体の周りを円を描くようにして動きます。これでは効率が悪いく、ミスヒットが増えます。

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▼正しいスイングをすると、ラケットが直線を描くように前に出てきます。ロープを引くようなイメージでラケットを振ります。

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ひじから先がすべて直線的な動きをします。

コーチ
ここまでの動きを練習するときは、強く打とうとしないで、腕やラケットの動きをしっかり意識して打ってください。前のフォアハンドとの違いがわかるはずです。

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最初のスイングと比べると、ラケットが体の右側にあることが分かります。これでラケットがよりコンパクトで効率的な動きをします。

ステップ⑦フィニッシュ(15:15〜)

最後はラケットの振り抜き方についてです。

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ボールを打った瞬間、ドアノブを回すように腕を内側にひねってラケットスピードを上げます。

19秒あたりから腕を内側にひねって、ボールを擦り上げています。

まとめ

このレッスンのテーマは”REDUCING THE RANGE OF MOTION” (動きの幅を減らせ)でした。

スイングの動きを小さくし、素早くて効率的な筋肉の動きを覚えるのがこのレッスンの目的でした。

◎おさらい

①準備
・ボールが飛んできたら、肩のターンでラケットを引く。
・左ひじは少し高い位置にセットする(前腕の角度を下げないように)
・ラケットヘッドは上に向け、右ひじは体から離す。

②テイクバックの時の右ひじの角度
・前腕(ひじから先)は地面と平行に。
・ひじは後ろに向いた状態でラケットを引く。

③肘を伸ばす
・テイクバックの形ができたら、右ひじを伸ばす。

④タップ・ザ・ドッグ(犬をなでる)
・手首を立てた状態で、ラケットヘッドは手首よりも外側にある。
・自分の後ろにいる犬をなでるようなイメージでラケットの面の下に向ける。

⑤フリップ
・地面から脚、脚から腰、体幹から腕へと力が伝わると、スイングが始まり自動的にフリップが起こる。
・ラケットヘッドが下がり、そのあとラケットヘッドは後ろに残る。

⑥フォーワードスイング
・右ひじは体の右側にあり、ラケットは直線を描くように動く。
(円を描くような動きは効率が悪い。)

⑦フィニッシュ
ラケットがボールに当たる瞬間、ドアノブを回すように前腕を内側に回し、擦り上げるようにボールを打つことでラケットスピードが上がる。

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まさと小林

アメリカの大学に留学中。得意な英語を活かして、海外の役立つテニス情報をまとめて書いています。

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