1. TOP
  2. フォアハンド
  3. 【海外動画レッスン】浅いボールを打ち込んで決めるための練習法。チャンスボールの見極め方、使える3つの足の動きなど

【海外動画レッスン】浅いボールを打ち込んで決めるための練習法。チャンスボールの見極め方、使える3つの足の動きなど

 2017/01/07 フォアハンド
この記事は約 5 分で読めます。 15,897 Views

テニスの試合で、あなたはどのようにポイントを取りますか?

テニスでポイントを取るには、

・相手のミスを待つか、
・自分からエースを取りに行くか

の2つの方法しかありません。

そして試合に勝つには、この2つを方法を状況によって使い分ける必要があります。

特に、相手がストロークがうまい選手だと、なかなかミスをしないので、
少ないチャンスボールを見逃さないことが大切になります。

相手のボールが浮いてきたのに、ただ返すだけではポイントは奪えません。

今回のレッスンでは、相手のボールが浅くなった時に、絶対にチャンスを逃さない方法を2人のコーチが解説します。

今回の動画:Tennis Lessons | How To Kill Short Balls

ポイントを自分から取りに行くには、相手の甘いボールを見逃さないことが大切です。

相手のボールが深く飛んでくるのか、浅くなるのかを早く見極めてください。

もしあなたが、ボールが浅くなるのを早く知ることができれば、その分だけ打点に早く入ることができます。

逆にいえば、ボールが相手のネットを越えてから確認するのでは遅いのです。そういう方は、チャンスボールを決められないだけでなく、相手のドロップショットにも反応できません。

ですので、ボールが深いか浅いかの判断力は非常に大切になります。そこで、最初の練習は、相手のボールが深いのか?浅いのか?の判断力を付けるためのトレーニングです。

【練習1】チャンスボールを素早く見極める

チャンスボールを見極めるための球出し練習です。コーチにネットを挟んでボールを出してもらいましょう。サービスラインより浅いボールでは「浅い」、サービスラインより深いボールでは「深い」と声に出して言います。ボールが自分のコートに来る前にできるだけ早く「浅い」か「深い」と言ってください。

▼ボールが浅いとき(ダウンザラインに打ち込む)
2

もしボールが浅ければ、コート内に入ってクロスかダウンザラインに打ち込みます。ボールが深ければ、クロスに深く返します。

▼ボールが深いとき(クロスに深く返す)3

◎【練習1】チャンスボールを見極めるため練習方法まとめ
・コーチに浅いボール、深いボールをランダムに球出し
・サービスラインより浅いボールは「浅い」と声をだし、ダウンザラインに打ち込む
・サービスラインより深いボールは「深い」と声をだす、クロスに深く返球。

【練習2】ボールの高さによって、3つのステップを使い分ける

チャンスボールが来るのを早く確認できるようになったら、次は打ち込みの練習です。
チャンスボールの打ち方はボールの高さによって3つに分けられます。

①膝より低いボール(1:45から)
②腰の高さ(2:34から)
③肩より高いボール(3:17から)

①膝より低いボールの時の足の動き(1:45から)

4
(↑素早く移動し、左足を踏み込んでいる)

ボールを打つ場所に素早く移動します。移動したら、左足を前に踏み込んでボールを打ちます。

打った後は右足を前に出します。そのままネットに出ることも、ベースラインまで戻ることもできます。ボールが低いので、トップスピンをかけて擦り上げるように打ちましょう。

5
(↑打ったあとは、右足が前に出ている)

◎①膝より低いボールの時の足の動き まとめ
・左足を前に踏み込んで打つ
・打った後は右足を前に出す

②腰の高さの時の足の動き(2:34から)

67
(↑腰の高さのときは、打ったあとも横を向いたまま)

腰の高さまで弾むボールはより体重を乗せて打つことができます。ボールを打つ場所に移動したら、左足を前に踏み込んで打ちます。打った後も左足を前に残して横を向いたまま前に進みます。

このショットを打った後は、ベースラインに戻らずにそのままネットへ出てください。

ジョコビッチが最後のショットでこのテクニックを使っています。

ジョコビッチの参考動画

◎②腰の高さの時の足の動き まとめ
・左足を前に踏み込んで打つ
・打った後は左足を前に残して横を向いたまま、前に出る

③肩より高いボールの時の足の動き(3:17から)

8

次は高いボールの打ち方です。

ボールを打つ場所まで移動したら、足を曲げてオープンスタンスで構えます。このとき右足に力をためます。

9
(↑オープンスタンスで構えて、右足に体重をのせている)

そして、地面を蹴ってボールに体重を乗せて打ち込みます。前に進む力をボールに伝えてください。

10

左足で着地します。打った後は場所によって、ネットに出るかベースラインに戻るかを判断してください。

11

このステップを使うと上方向に力を伝えやすくなるので、高いボールを叩くことができます。

◎③肩より高いボールの時の足の動き まとめ
・足を曲げてオープンスタンスで構え、右足に力をためる
・地面を蹴ってボールに体重を乗せて打ち込む
・左足で着地
・打った後は、ネットに出るかベースラインに戻るか、場所によって判断する

まとめ

以上、チャンスボールの打ち込み方でした。相手のボールが浮いてきたらポイントを決めるチャンスです、積極的に打ち込んでいきましょう。もし相手に返されてしまっても、自分に有利な状況をつくることができます。

(1)相手のボールが浅いのか深いのかをできるだけ早く確認する。
(2)浅いボールが来たら、高さによって3つのステップを使い分ける。

①膝より低いボール → 左足から右足へ
②腰の高さ → 横向きを保つ
③肩より高いボール → オープンスタンス

\ SNSでシェアしよう! /

テニスサプリ l 雑誌では学べないテニス上達法の注目記事を受け取ろう

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

テニスサプリ l 雑誌では学べないテニス上達法の人気記事をお届けします。

  • 気に入ったらブックマーク! このエントリーをはてなブックマークに追加
  • フォローしよう!

ライター紹介 ライター一覧

まさと小林

アメリカの大学に留学中。得意な英語を活かして、海外の役立つテニス情報をまとめて書いています。

この人が書いた記事  記事一覧

  • 【ミスらない技術】ボールをよく見るだけで、ミスはなくなる!?

  • 【海外動画レッスン】リターンについての”4つの間違い”と解決方法

  • 【海外動画レッスン】アガシのようなリターンを打つためのフットワーク

  • 【海外動画レッスン】トッププロのフットワークの秘密を公開!ラリーで負けないポジショニング術

関連記事

  • 【海外動画レッスン】プロのようなフォアハンドを打つための5ステップ!

  • 【海外動画レッスン】安定したストロークを打つためのラケットの振り方

  • 【海外動画レッスン】フェデラーのフォアハンドに隠された3つの秘密!

  • 【レッスン動画】フォアハンドを劇的に改善する7つのステップ!(USPTA)