【海外動画レッスン】浅いボールを打ち込んで決めるための練習法。チャンスボールの見極め方、使える3つの足の動きなど
テニスの試合で、あなたはどのようにポイントを取りますか?
テニスでポイントを取るには、
・相手のミスを待つか、
・自分からエースを取りに行くか
の2つの方法しかありません。
そして試合に勝つには、この2つを方法を状況によって使い分ける必要があります。
特に、相手がストロークがうまい選手だと、なかなかミスをしないので、
少ないチャンスボールを見逃さないことが大切になります。
相手のボールが浮いてきたのに、ただ返すだけではポイントは奪えません。
今回のレッスンでは、相手のボールが浅くなった時に、絶対にチャンスを逃さない方法を2人のコーチが解説します。
今回の動画:Tennis Lessons | How To Kill Short Balls
ポイントを自分から取りに行くには、相手の甘いボールを見逃さないことが大切です。
相手のボールが深く飛んでくるのか、浅くなるのかを早く見極めてください。
もしあなたが、ボールが浅くなるのを早く知ることができれば、その分だけ打点に早く入ることができます。
逆にいえば、ボールが相手のネットを越えてから確認するのでは遅いのです。そういう方は、チャンスボールを決められないだけでなく、相手のドロップショットにも反応できません。
ですので、ボールが深いか浅いかの判断力は非常に大切になります。そこで、最初の練習は、相手のボールが深いのか?浅いのか?の判断力を付けるためのトレーニングです。
Contents
【練習1】チャンスボールを素早く見極める
チャンスボールを見極めるための球出し練習です。コーチにネットを挟んでボールを出してもらいましょう。サービスラインより浅いボールでは「浅い」、サービスラインより深いボールでは「深い」と声に出して言います。ボールが自分のコートに来る前にできるだけ早く「浅い」か「深い」と言ってください。
▼ボールが浅いとき(ダウンザラインに打ち込む)
もしボールが浅ければ、コート内に入ってクロスかダウンザラインに打ち込みます。ボールが深ければ、クロスに深く返します。
▼ボールが深いとき(クロスに深く返す)
・コーチに浅いボール、深いボールをランダムに球出し
・サービスラインより浅いボールは「浅い」と声をだし、ダウンザラインに打ち込む
・サービスラインより深いボールは「深い」と声をだす、クロスに深く返球。
【練習2】ボールの高さによって、3つのステップを使い分ける
チャンスボールが来るのを早く確認できるようになったら、次は打ち込みの練習です。
チャンスボールの打ち方はボールの高さによって3つに分けられます。
①膝より低いボール(1:45から)
②腰の高さ(2:34から)
③肩より高いボール(3:17から)
①膝より低いボールの時の足の動き(1:45から)
(↑素早く移動し、左足を踏み込んでいる)
ボールを打つ場所に素早く移動します。移動したら、左足を前に踏み込んでボールを打ちます。
打った後は右足を前に出します。そのままネットに出ることも、ベースラインまで戻ることもできます。ボールが低いので、トップスピンをかけて擦り上げるように打ちましょう。
(↑打ったあとは、右足が前に出ている)
・左足を前に踏み込んで打つ
・打った後は右足を前に出す
②腰の高さの時の足の動き(2:34から)
(↑腰の高さのときは、打ったあとも横を向いたまま)
腰の高さまで弾むボールはより体重を乗せて打つことができます。ボールを打つ場所に移動したら、左足を前に踏み込んで打ちます。打った後も左足を前に残して横を向いたまま前に進みます。
このショットを打った後は、ベースラインに戻らずにそのままネットへ出てください。
ジョコビッチが最後のショットでこのテクニックを使っています。
ジョコビッチの参考動画
・左足を前に踏み込んで打つ
・打った後は左足を前に残して横を向いたまま、前に出る
③肩より高いボールの時の足の動き(3:17から)
次は高いボールの打ち方です。
ボールを打つ場所まで移動したら、足を曲げてオープンスタンスで構えます。このとき右足に力をためます。
(↑オープンスタンスで構えて、右足に体重をのせている)
そして、地面を蹴ってボールに体重を乗せて打ち込みます。前に進む力をボールに伝えてください。
左足で着地します。打った後は場所によって、ネットに出るかベースラインに戻るかを判断してください。
このステップを使うと上方向に力を伝えやすくなるので、高いボールを叩くことができます。
・足を曲げてオープンスタンスで構え、右足に力をためる
・地面を蹴ってボールに体重を乗せて打ち込む
・左足で着地
・打った後は、ネットに出るかベースラインに戻るか、場所によって判断する
まとめ
以上、チャンスボールの打ち込み方でした。相手のボールが浮いてきたらポイントを決めるチャンスです、積極的に打ち込んでいきましょう。もし相手に返されてしまっても、自分に有利な状況をつくることができます。
(1)相手のボールが浅いのか深いのかをできるだけ早く確認する。
(2)浅いボールが来たら、高さによって3つのステップを使い分ける。
①膝より低いボール → 左足から右足へ
②腰の高さ → 横向きを保つ
③肩より高いボール → オープンスタンス